ほしぞらさんぽ / ギリシャ神話 / ケンタウルス座の由来

ケンタウルス座の由来ケイロンと毒の矢

オウィディウスは、ケンタウルス座を、ヘラクレスの毒の矢で傷ついたケンタウロスのケイロンの星だと書いています。

『祭暦』の話

上半身が人で下半身が馬のケイロンは、ピリュラの子です。テッサリアのペリオン山の洞窟に住む正しい老人で、のちにトロイアのヘクトルを討つことになる少年アキレウスに竪琴を教えていました。〔祭暦 5.379–386〕

ある日、難業をほとんど終えたヘラクレスが訪ねてきます。ケイロンはライオンの毛皮と棍棒をほめ、毒を塗った矢を手に取って見ているうちに、1 本を左足の上に落としてしまいました。〔祭暦 5.387–400〕

レルネのヒュドラの毒は薬草でも消えません。アキレウスは父を前にしたように泣き、「生きて」と頼みました。9 日目、ケイロンの体は 14 の星に包まれました。〔祭暦 5.401–414〕

アポロドーロスの話

アポロドーロスでは、エリュマントスの猪を捕らえに行く途中、ヘラクレスがケンタウロスたちと争い、放った矢が別のケンタウロスの腕を抜けてケイロンのひざに刺さります。ケイロンは不死なので死ねずに苦しみ、プロメテウスがゼウスに「自分が代わりに不死になる」と申し出て、ようやく死ぬことができました。星座のことは書いていません。〔ビブリオテーケー 2.5.4〕

ケイロンの親については、同じ本の 1.2.4 に「クロノスとピリュラの子」とあります。〔ビブリオテーケー 1.2.4〕

星空で見る

星の並びと見ごろは星座図鑑に、話は原典の英訳に、と分けて置いています。

出てくる人と神

名前を押すと、系図でその親と子をたどれます。

原典: ヘシオドス・アポロドーロス・オウィディウス・アラトスの著作権の切れた英訳(版と訳者は下の「原典と版」)。最終確認日 2026-10-02。言い伝えは本によって違います。このページは、下の版で確かめられたことだけを書いた要約です。

原典と版

最終確認日 2026-10-02。