計算する年度
令和8年の所得にかかり、令和9年6月から納める「令和9年度」の住民税を計算します。令和8年度の制度での結果も並べます。
| 項目 | 令和9年度 | 令和8年度 |
| もとになる所得 | 令和8年(2026年) | 令和7年(2025年) |
| 納める期間 | 令和9年6月〜令和10年5月 | 令和8年6月〜令和9年5月 |
| 給与所得控除の最低額 | 74万円(うち5万円は令和9・10年度の時限措置) | 65万円 |
| 同一生計配偶者・扶養親族の所得要件 | 62万円以下(給与だけなら収入136万円以下) | 58万円以下(同123万円以下) |
| 勤労学生の所得要件 | 89万円以下 | 85万円以下 |
| 単身の非課税ライン(1級地・給与だけ) | 収入119万円以下 | 収入110万円以下 |
納める時期・両年度で同じ控除・勤労学生の要件
住民税は、前の年(1〜12月)の所得をもとに、次の年の6月から翌年5月まで納めます。
- 基礎控除: 43万円(合計所得金額2,400万円以下。住民税は所得税と違い、据え置き)
- ひとり親控除: 30万円(33万円への引上げは令和10年度から)
勤労学生の要件は、地方税法が所得税法の定義を使う(準用する)ため、令和8年12月1日に施行される所得税法の改正(85万円→89万円)が令和9年度の住民税に反映されるものとして計算しています。
根拠と確認日
根拠: 地方税法・同施行令・同施行規則、総務省の資料。最終確認日 。値は令和9年度(令和9年6月〜令和10年5月に納める分)のもの。
原文と条文
- 根拠
- 地方税法・地方税法施行令・地方税法施行規則(e-Gov 法令検索の原文)、総務省の資料
- 最終確認日
- (下の原文で確認)
主な値
| 項目 | 住民税の額 |
| 所得割の税率(標準) | 道府県民税 4%・市町村民税 6%(指定都市は 2%・8%) |
| 均等割(標準) | 道府県民税 1,000円・市町村民税 3,000円、ほかに森林環境税(国税)1,000円 |
| 基礎控除 | 43万円(2,400万円以下)、29万円(2,450万円以下)、15万円(2,500万円以下) |
| 配偶者控除 | 33万円(70歳以上 38万円)。本人の合計所得金額 900万円超は 22万円(26万円)、950万円超は 11万円(13万円) |
| 扶養控除 | 一般 33万円・特定(19〜22歳)45万円・老人 38万円・同居老親等 45万円 |
| 障害者・寡婦・ひとり親・勤労学生 | 障害者 26万円(特別 30万円・同居特別 53万円)、寡婦 26万円、ひとり親 30万円、勤労学生 26万円 |
そのほかの控除の額(配偶者特別控除・特定親族・保険料)
| 項目 | 住民税の額 |
| 配偶者特別控除 | 配偶者の合計所得金額 100万円以下 33万円 〜 130万円超133万円以下 3万円 |
| 特定親族特別控除 | 45万円(所得95万円以下)〜 3万円(123万円以下) |
| 生命保険料控除 | 新: 1.2万円まで全額〜5.6万円超 2.8万円。旧: 1.5万円まで全額〜7万円超 3.5万円。合計 7万円まで |
| 地震保険料控除 | 支払額の2分の1、2.5万円まで |
計算の手順
- 給与所得:給与の収入を「給与所得控除後の給与等の金額の表」に当てはめる
- 課税総所得金額:給与所得 − 所得控除の合計(1,000円未満切り捨て)
- 所得割:課税総所得金額 × 税率 − 調整控除 − 住宅ローン控除(100円未満切り捨て)
- 均等割・森林環境税:非課税でなければ 4,000円 + 1,000円
- 納め方:特別徴収は6月〜翌年5月の12回、普通徴収は年4回
くわしい決まり(調整控除・住宅ローン控除・端数・ふるさと納税)
- 給与所得:給与の収入金額を、所得税と同じ「給与所得控除後の給与等の金額の表」に当てはめます(令和9年度は令和8年分の表)。
- 所得控除の合計:社会保険料・小規模企業共済等掛金(全額)、生命保険料・地震保険料(住民税の式)、配偶者(特別)控除・扶養控除・特定親族特別控除・障害者・寡婦・ひとり親・勤労学生・基礎控除(住民税の額)。
- 課税総所得金額:1 − 2。1,000円未満は切り捨てます。
- 所得割(税率を掛ける):課税総所得金額 × 道府県民税の税率、× 市町村民税の税率。それぞれ1円未満は切り捨てます。
- 調整控除:所得税と住民税の人的控除の差(基礎控除の差 5万円+配偶者・扶養・障害者などの差)をもとに、課税総所得金額が200万円以下なら「差の合計」と「課税総所得金額」の少ないほう、200万円を超えるなら「差の合計 −(課税総所得金額 − 200万円)」(5万円が下限)に 5%(道府県 2%・市町村 3%。指定都市は 1%・4%)を掛けて引きます。
- 住宅ローン控除:所得税から引ききれなかった額を、上限(所得税の課税総所得金額等の5%、最高9万7,500円。平成26年〜令和3年入居の特定取得は7%、最高13万6,500円)まで、道府県 5分の2・市町村 5分の3(指定都市は5分の1・5分の4)に分けて引きます。
- 非課税限度額に近い人の減額:所得が所得割の非課税限度額を少し超える人は、所得から所得割を引いた額が限度額を下回らないように所得割を減らします。
- 所得割:道府県民税・市町村民税それぞれ100円未満を切り捨てます。
- 均等割・森林環境税:非課税でなければ、均等割(標準 4,000円)と森林環境税 1,000円を足します。
- 納め方:給与から引く特別徴収は6月〜翌年5月の12回(100円未満の端数は6月)、自分で納める普通徴収は6月・8月・10月・1月の4回(1,000円未満の端数は6月)。
ふるさと納税の上限の目安:総務省のふるさと納税ポータルの計算式のとおり、住民税からの控除(特例分)が所得割額の2割を超えない寄附額を求めます。令和9年度の住民税から引かれるのは令和8年中の寄附です。医療費控除など、このツールで入れていない控除があると上限は下がります。
非課税の基準
前の年の合計所得金額が非課税限度額以下なら、住民税はかかりません。単身で給与だけなら、収入119万円以下(1級地)です。
非課税になる3つの場合と、人数の数え方
次のどれかにあたると、住民税(均等割・所得割)と森林環境税がかかりません。
- 生活保護法による生活扶助を受けている人
- 障害者・未成年者・寡婦・ひとり親で、前の年の合計所得金額が135万円以下の人(令和9年度で給与だけなら収入 209万円以下)
- 前の年の合計所得金額が、下の非課税限度額以下の人
人数は「同一生計配偶者+扶養親族(16歳未満の子を含む)」です。特定親族(19〜22歳で所得62万円超)は数えません。
| 区分 | 非課税になる合計所得金額 |
| 所得割 | 35万円 ×(人数+1)+ 10万円(配偶者・扶養親族がいれば +32万円)。級地で変わりません |
| 均等割(1級地) | 35万円 ×(人数+1)+ 10万円(配偶者・扶養親族がいれば +21万円) |
| 均等割(2級地) | 31.5万円 ×(人数+1)+ 10万円(+18.9万円) |
| 均等割(3級地) | 28万円 ×(人数+1)+ 10万円(+16.8万円) |
給与だけの人の目安(令和9年度。この金額以下の給与の収入なら非課税):
| 家族 | 均等割 1級地 | 2級地 | 3級地 | 所得割 |
| 単身 | 1,190,000円 | 1,155,000円 | 1,120,000円 | 1,190,000円 |
| 配偶者か扶養親族が1人 | 1,750,000円 | 1,659,000円 | 1,568,000円 | 1,860,000円 |
| 2人 | 2,100,000円 | 1,974,000円 | 1,848,000円 | 2,215,999円 |
| 3人 | 2,559,999円 | 2,327,999円 | 2,128,000円 | 2,715,999円 |
均等割の限度額は市区町村の条例で決まるので、お住まいの市区町村の案内でも確かめてください。
限度額と表の数字について
均等割の限度額は、国が示す基準(級地の率 1級地 1.0・2級地 0.9・3級地 0.8)を参酌して市区町村の条例で決めます。表の収入は、給与所得がちょうど限度額になる給与の収入の上限です(このツールの計算で求めた値)。
ご利用上の注意・データの扱い
- この計算は目安です。実際の税額は、お住まいの市区町村が決めます。
- 入力内容はこの端末のブラウザ(localStorage、キー
seido-keisan_juminzei_draft)にだけ保存され、外部には送信されません。書き出し・読み込み・消去は計算の画面のボタンから。
- 書き出した JSON ファイルには年収や家族の情報が入ります。共有リンクの機能はありません。
対象外のもの・ファイル名・年末調整の入力の読み込み
- 「年末調整の計算の入力を使う」は、同じ端末に保存されている年末調整の計算の入力(
seido-keisan_nenmatsu_draft)を読むだけで、書き換えません。
- 書き出すファイルの名前は
seido-keisan-juminzei-backup-年月日.json です。
- 公的年金・事業・不動産・配当などの給与以外の所得(給与のほかに所得がない前提で計算します)、所得金額調整控除、医療費控除・雑損控除、ふるさと納税以外の寄附金税額控除、配当控除、分離課税の所得、退職所得、非居住者・国外居住の親族の要件、定額減税、市区町村ごとの減免。ふるさと納税は上限の目安だけで、寄附をした後の税額は計算しません。
- 条例による税率・均等割・非課税の基準、減免などで違う場合があります。税の助言ではありません。
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更新履歴
- 公開(令和9年度。地方税法の令和9年1月1日施行版と総務省の資料で確認。令和8年度との比較つき)
制度の値や計算を直したときは、ここに日付と内容を残します。